ステイヤー頂上決戦! 天皇賞(春)分析
【データ分析】
優勝馬は4番人気以内
■表1 【人気別成績】
内めの枠が優勢
■表2 【枠番別成績(阪神開催除く)】
6歳以下が中心に
■表3 【年齢別、性別成績】
前走阪神大賞典組、日経賞組の好走多数も……
■表4 【主な前走レース、前走人気、前走着順別成績】
また前走で1番人気だった馬や、1着だった馬が複勝率40%以上と優秀だ。レースと組み合わせてみると、前走1番人気馬は阪神大賞典組【1.1.3.4】複勝率55.6%、日経賞組【1.1.2.5】同44.4%、ダイヤモンドS組【0.1.0.4】同20.0%。前走1着馬は阪神大賞典組【3.2.2.2】複勝率77.8%、日経賞組【1.1.1.7】同30.0%、ダイヤモンドS組【0.1.1.5】同28.6%。阪神大賞典優勝馬への注目は欠かせない。
京都開催時の好走馬は父サンデーサイレンス系ばかり
■表5 【種牡馬別成績(3着以内馬の父のみ)】
極めて難解だがチャックネイトとテーオーロイヤルに注目
父サンデーサイレンス系の馬からは、前走のアメリカJCCで重賞初制覇を飾ったチャックネイト(父ハーツクライ)に注目したい。アメリカJCC組は【1.0.0.1】で2019年にフィエールマンが優勝。表4にあったように、前走は阪神大賞典など主要ステップよりは他の重賞に出走していた馬のほうが好走確率は高い。3000m以上、G1ともに未経験という点はマイナス材料になるが、今年のメンバーであれば一発が期待できる。
非サンデーサイレンス系では一昨年の3着馬・テーオーロイヤルが筆頭格。前走阪神大賞典優勝馬は【3.2.2.2】複勝率77.8%と抜群だ(表4本文)。次いで金鯱賞1番人気(2着)で父の父キングカメハメハの4歳馬・ドゥレッツァあたりになるだろうか。今年は極めて難解なため、最終的には枠順(表2)も踏まえて検討したいところだ。