前走人気が明暗を分ける!? マイラーズCを分析する
【データ分析】
今走、前走ともに5番人気以内が優位
■表1 【今走および前走人気別成績】
芝1600m複勝率80%以上なら半数超が好走
■表2 【芝1600m実績別成績】
前走G2出走馬の半数が連対
■表3 【前走クラス別成績】
続いて前走クラス別成績をチェック。前走G2が過去10年で6勝、2着2回の好成績で、連対率は50%に達する。出走最多は延べ57頭の前走G3。1~3着に入った馬も計11頭で最多だが、好走率の優位性は見られない。前走リステッド競走・オープン特別は合わせて延べ48頭が出走。出走例が多いこれらの組は、絞り込みが重要になる。前走3勝クラスの好走は22年1着のソウルラッシュが唯一で、条件戦3連勝の勢いをそのまま持ち込んだ。そのほか、前走G1と前走海外だった馬が合わせて3着3回を記録している。
前走G3出走馬はタイム差0秒4以内が目安
■表4 【前走G3出走馬に関するデータ】
前走G3出走馬は前走人気と前走タイム差をチェックしたい。レース全体では前走1~5番人気の好走率が高いことを確認済みだが、前走G3ではより厳しく前走1~3番人気をボーダーとしたい。また、前走タイム差は0秒4以内なら許容範囲で、前走G3で1着だった馬よりむしろ結果を残している。
前走OP特別・リステッドならは中8週以上ほしい
■表5 【前走リステッド・OP特別出走馬に関するデータ】
実績上位のセリフォスとソウルラッシュ
最大勢力は登録8頭の前走リステッド組(前走オープン特別は該当馬なし)。そこで1~3番人気に推され、なおかつ中8週以上の出走となるのがリューベックである。加えて、ディープインパクト産駒ノースザワールドも侮れない存在となる。
前走G3組は5頭いるが、そこで1~3番人気に推されていた馬が見当たらない。もうひとつの好走条件であるタイム差が0秒4以内だった馬には、エアロロノアとエエヤンの2頭がいる。好成績の前走G2組にはソーヴァリアントが該当。過去に経験した芝1600m戦は昨年のマイルCS(12着)だけだが、相性のいいローテーションで新味を発揮できるか。
この通り、例年のマイラーズCで主力となる組の中に、好走条件がピタリと当てはまる馬は決して多くはない。となると、表2の項で述べた芝1600m実績が物を言う可能性もあるだろう。この条件のG1で1着があるセリフォス、同じくG1で2着があるソウルラッシュのほか、芝1600m(2走以上)で複勝率100%のニホンピロキーフの名前も挙げておきたい。
前走G3組は5頭いるが、そこで1~3番人気に推されていた馬が見当たらない。もうひとつの好走条件であるタイム差が0秒4以内だった馬には、エアロロノアとエエヤンの2頭がいる。好成績の前走G2組にはソーヴァリアントが該当。過去に経験した芝1600m戦は昨年のマイルCS(12着)だけだが、相性のいいローテーションで新味を発揮できるか。
この通り、例年のマイラーズCで主力となる組の中に、好走条件がピタリと当てはまる馬は決して多くはない。となると、表2の項で述べた芝1600m実績が物を言う可能性もあるだろう。この条件のG1で1着があるセリフォス、同じくG1で2着があるソウルラッシュのほか、芝1600m(2走以上)で複勝率100%のニホンピロキーフの名前も挙げておきたい。