春の中距離決戦・大阪杯を分析する
【Photo by JRA】
穴馬にもチャンスあり
■表1 【人気別成績】
キャリア13~15戦の5歳馬に注目
■表2 【年齢別成績】
前走G2組の好走多数
■表3 【前走クラス別成績】
前走クラス別では、G2に出走していた馬が【4.5.5.55】と好走馬21頭中14頭を占める。このうちアメリカJCC組は【0.0.0.6】、日経新春杯組は【0.0.0.4】と間隔がやや開いていた馬は苦戦しており、金鯱賞や中山記念、京都記念あたりが中心だ。
前走国内G1組は好走した4頭すべて芝2000mのG1で既に馬券に絡んだ実績を持っていた。また海外G1組のジャックドールも加えた5頭は、本競走で2番人気以内に支持されていたことも共通点として挙げられる。そしてG3組は無傷の5連勝中だったレイパパレ(2021年1着)と、近5走で4勝を挙げていたアリーヴォ(2022年3着)の2頭。かなりの勢いがないかぎり勝負には絡めない。
前走国内G1組は好走した4頭すべて芝2000mのG1で既に馬券に絡んだ実績を持っていた。また海外G1組のジャックドールも加えた5頭は、本競走で2番人気以内に支持されていたことも共通点として挙げられる。そしてG3組は無傷の5連勝中だったレイパパレ(2021年1着)と、近5走で4勝を挙げていたアリーヴォ(2022年3着)の2頭。かなりの勢いがないかぎり勝負には絡めない。
G2組なら前走上位人気のG1連対実績馬
前走「先行」が有力
■表5 【前走脚質別成績(前走国内のみ)】
5歳のジオグリフ、プラダリアに一発を期待
大阪杯では表2にあったように「5歳でキャリア13~15戦の馬」が優勝馬7頭中5頭該当と好成績を残しており、今年はキャリア14戦のジオグリフ、15戦のプラダリアに注目したい。どちらも前走では「先行」(表5)し、ジオグリフは中山記念4番人気3着、プラダリアは京都記念3番人気1着とG2組の「5番人気以内」(表4)に該当する。
また、ジオグリフは2022年の皐月賞馬で表4のG1連対実績の条件を満たし、加えてこのレースでは芝中距離のG1連対実績馬が中位人気で多く好走していることも強調材料になる(表1本文)。一方のプラダリアはG1では日本ダービー5着が最高だが、こちらは大阪杯で好走が多い父サンデーサイレンス系(7年で6勝)ディープインパクト、そして関西馬(同7勝)という点が評価できる。
4歳勢では、前走G1(有馬記念6着)で今回2番人気以内(表3本文)が予想されるタスティエーラ、そして前走中山記念で1番人気(4着)だったソールオリエンスと、昨年のクラシックを沸かせた2頭が有力候補になる。この2頭の比較では、前走「中団」で父ノーザンダンサー系サトノクラウンのタスティエーラよりは、前走「後方」で父サンデーサイレンス系キタサンブラックのソールオリエンスを上位にとりたい。もう1頭加えるならG3組で3連勝中、前走・愛知杯がTARGET frontier JVによる分類では「先行」になるミッキーゴージャスの名前を挙げたい(表3本文、表5)。
また、ジオグリフは2022年の皐月賞馬で表4のG1連対実績の条件を満たし、加えてこのレースでは芝中距離のG1連対実績馬が中位人気で多く好走していることも強調材料になる(表1本文)。一方のプラダリアはG1では日本ダービー5着が最高だが、こちらは大阪杯で好走が多い父サンデーサイレンス系(7年で6勝)ディープインパクト、そして関西馬(同7勝)という点が評価できる。
4歳勢では、前走G1(有馬記念6着)で今回2番人気以内(表3本文)が予想されるタスティエーラ、そして前走中山記念で1番人気(4着)だったソールオリエンスと、昨年のクラシックを沸かせた2頭が有力候補になる。この2頭の比較では、前走「中団」で父ノーザンダンサー系サトノクラウンのタスティエーラよりは、前走「後方」で父サンデーサイレンス系キタサンブラックのソールオリエンスを上位にとりたい。もう1頭加えるならG3組で3連勝中、前走・愛知杯がTARGET frontier JVによる分類では「先行」になるミッキーゴージャスの名前を挙げたい(表3本文、表5)。