3年ぶりの京都開催となる京都大賞典を分析
過去10年で5歳馬が5勝
■表1 【年齢別成績】
前走G1出走馬がさすがの好成績
■表2 【前走クラス別成績】
前走クラス別では、前走G1が主力。好走数も最多で、6勝を含む1~3着18回を記録している。これが前走G2やG3になると、いずれも複勝率は10%台にダウン。オープン特別(リステッド競走を含む)も同様で、やや苦戦の傾向が見て取れる。その一方で前走3勝クラスが【1.1.1.3】と好調で、昨年1着のヴェラアズールも該当する。格の前走G1、勢いの前走3勝クラスが好成績という、なかなか興味深い傾向を示している。
前走G1で先行した馬が抜群
■表3 【前走G1出走馬の前走4角通過順別成績】
前走G1出走馬が中心となることが前項でわかった。そのなかでも、より有望な馬を探すために参考になりそうなデータが、前走G1における4角通過順だ。上表の通り、4角1~3番手が【3.1.3.3】と、前走のG1で前に行っていた馬の好走確率はかなり高い。また、4角7~9番手も【3.2.0.5】と好成績だが、今年の登録馬に該当する馬がいない。4角3~6番手も複勝率28.6%と悪い成績ではないが、10番手以降だった馬は連対例がなく、前走G1でもそこまで強調できない。
前走G1以外なら3着には入っておきたい
■表4 【前走G1以外のオープン出走馬の前走着順別成績】
中山・阪神の芝重賞1着馬が好相性
■表5 【芝重賞1着実績の競馬場別成績・13~20年限定】
前走G1で先行したアイアンバローズに注目
京都大賞典で好成績の前走G1には4頭が該当する。そのなかでも好走確率が高い前走4角通過1~3番手に該当するのが、天皇賞・春で4角1番手だったアイアンバローズである。
前走G2・G3・オープン特別(リステッド競走を含む)の場合は、そこで3着以内に入っておきたい。該当するのは4頭で、そのなかでも好データが揃っているのが、登録15頭で唯一の5歳馬にして、好相性の阪神芝重賞1着実績を持つビッグリボン。そのほか4歳馬のブローザホーン、インプレスもマークしておきたい。
前走3勝クラス出走馬も好走率が高く、昨年勝ったヴェラアズールと同様にジューンS1着から臨むサクセスシュートは軽視できない。
もちろん、そのヴェラアズールも注目の1頭。京都芝初出走だが、昨年のこのレースで阪神芝重賞1着実績を確保しており、適性はあまり心配しなくていいかもしれない。その意味では、出走予定馬で唯一京都芝重賞1着実績を持つディープボンドには格好の舞台と言えそうだ。
前走G2・G3・オープン特別(リステッド競走を含む)の場合は、そこで3着以内に入っておきたい。該当するのは4頭で、そのなかでも好データが揃っているのが、登録15頭で唯一の5歳馬にして、好相性の阪神芝重賞1着実績を持つビッグリボン。そのほか4歳馬のブローザホーン、インプレスもマークしておきたい。
前走3勝クラス出走馬も好走率が高く、昨年勝ったヴェラアズールと同様にジューンS1着から臨むサクセスシュートは軽視できない。
もちろん、そのヴェラアズールも注目の1頭。京都芝初出走だが、昨年のこのレースで阪神芝重賞1着実績を確保しており、適性はあまり心配しなくていいかもしれない。その意味では、出走予定馬で唯一京都芝重賞1着実績を持つディープボンドには格好の舞台と言えそうだ。