菊花賞トライアル・セントライト記念分析
2022/9/19 中山 11R セントライト記念(G2) 1着 9番 ガイアフォース
休養明けの馬が安定した成績
■表1 【レース間隔・東西所属別成績(JRA所属馬のみ)】
前走日本ダービー出走馬を中心に
■表2 【前走クラス、主な前走レース別成績】
休養明けの好走馬の中心を占めるのは前走日本ダービー出走馬で、【5.6.4.22】複勝率40.5%の好成績をマークしている。ほかにラジオNIKKEI賞組が4頭好走しており、前走重賞組でこの2レース以外に出走していた馬は2頭(ホープフルS、青葉賞)しかいない。前走条件戦からの好走馬も8頭いるが好走確率では劣勢だ。
ダービー上位馬優勢も、大敗馬の巻き返しに注意
■表3 【前走日本ダービー出走馬の同レースでの着順・タイム差別成績】
前走が日本ダービー以外なら芝1800~2000m
■表4 【前走日本ダービー組を除く前走距離別成績(芝のみ)】
ラジオNIKKEI賞連対馬にも注目
■表5 【前走ラジオNIKKEI賞組の前走着順別成績(2000年以降)】
最後に表5は前走ラジオNIKKEI賞出走馬の前走着順別成績で、過去10年では好走馬がやや少ないため2000年以降を対象とした(旧ラジオたんぱ賞を含む)。好走馬9頭のうち7頭は同レース連対馬で、特に1着馬が好成績。残る2頭は2017年3着のサトノクロニクル(前走6着)と21年1着のアサマノイタズラ(前走12着)で、どちらもG2連対の実績を持っていた。
【結論】
【結論】
前走日本ダービー組3頭が有力
セントライト記念は前走日本ダービー出走馬が好成績を残しており、今年はソールオリエンス(関東馬・日本ダービー2着)、シャザーン(関西馬・日本ダービー9着)、そしてグリューネグリーン(関東馬・日本ダービー15着)が出走を予定している。中でも最有力候補は勝ったタスティエーラにクビ差の2着だったソールオリエンスだが(表3)、ダービー大敗馬は単複の回収率が高いためグリューネグリーンも軽視禁物(同)。またこの2頭が関東馬であるのに対し、シャザーンは休養明けの関西馬という点を評価できる一方、ダービー9着という着順が割引材料になる(表1、3)。どのデータに注目するかにもよるが、いずれにしてもこの3頭がデータからは有力だ。 その他、ラジオNIKKEI賞組なら同レース2着のシルトホルン(表5)。条件戦組からは中6週の関東馬で前走芝2000m戦のフレーヴァードの名前も挙げておきたい(表1、4)。
【追記】フレーヴァードはセントライト記念を回避し、当日の2勝クラスに出走することが決まった。
【追記】フレーヴァードはセントライト記念を回避し、当日の2勝クラスに出走することが決まった。