今年も好メンバーが集結! 札幌記念を占う
2022/8/21 札幌11R 札幌記念(G2) 1着 4番 ジャックドール
■表1 【人気別成績】
■表2 【年齢別成績】
■表3 【枠番別成績(函館代替時除く)】
函館で代替された2013年を除く9回の枠番別では、1~3枠が【5.5.3.27】複勝率32.5%、4~8枠が【4.4.6.75】同15.7%と内枠が優勢。人気馬なら中~外枠でも大きな減点は必要なさそうだが、4枠より外を引いた穴馬の連対は望みづらい。
■表4 【前走クラス・主なレース別成績】
■表5 【前走中央G1からの3着以内好走馬(1)】
前走中央G1組の3着以内好走馬は表5の17頭。以前は前走5着以内馬が大半を占めていたのに対し、2020年以降は掲示板外から巻き返した馬が多い。そもそも前走好走馬の出走が少なかったという事情もあるが、いずれにせよ前走が中央G1なら前走着順は無視して構わないだろう。
■表6 【前走中央G1からの3着以内好走馬(2)】
表6は同じく前走中央G1組について、主なG1実績を調べたものである。好走馬17頭のうち、G1で馬券に絡んだ実績がなかったのは昨年のジャックドール1頭のみ。17頭中11頭にはG1優勝実績があった。また、マイル~2000mがベストと思われる馬が多いのも特徴だ。
■表7 【前走中央G2以下・前走海外からの好走馬】
最後に表7は、前走中央G2以下か海外G1からの好走馬13頭。前述のようにここ5年はこの組の好走馬が激減しており、馬券に絡んだ4頭はすべてG1馬だった。また海外G1組のモズカッチャンとラヴズオンリーユーはともに牝馬で、G1で馬券圏内が3回以上あったことでも共通している。
【結論】
以前とは違い近年の札幌記念は前走中央G1組が中心になり、それにともなって穴馬の出番も減少している(表1、4)。今年のメンバーで前走中央G1かつG1優勝実績馬は、昨年の覇者・ジャックドール1頭のみ。昨年はG1未勝利の身で優勝したが、大阪杯でG1タイトルを獲得した今年はより信頼性の高い存在と言える(表6)。ひとつ年齢を重ね5歳になったことも特に不安材料とはならない(表2)。ひとつ気になる点を挙げるとすれば1番人気に支持されそうなことで、大きくは崩れないまでも2~3着止まりの可能性は考えて馬券を組み立てたい(表1)。
逆転の1番手は昨年の3着馬・ウインマリリンだろうか。宝塚記念7着後だった昨年と違って今年は海外(ドバイシーマクラシック6着)からの参戦になるが、香港ヴァーズ優勝などG1で馬券圏内3回(以上)の実績を持つ牝馬という点は、海外組の好走馬・モズカッチャンやラヴズオンリーユーと同じだ。その他では、中央G1組ならG1で3着以内の経験があるラーグルフやヒシイグアス。海外組では牝馬でこそないが、G1・2勝2着1回と実績面の条件はクリアするシャフリヤールが候補に挙げられる。
【結論】
以前とは違い近年の札幌記念は前走中央G1組が中心になり、それにともなって穴馬の出番も減少している(表1、4)。今年のメンバーで前走中央G1かつG1優勝実績馬は、昨年の覇者・ジャックドール1頭のみ。昨年はG1未勝利の身で優勝したが、大阪杯でG1タイトルを獲得した今年はより信頼性の高い存在と言える(表6)。ひとつ年齢を重ね5歳になったことも特に不安材料とはならない(表2)。ひとつ気になる点を挙げるとすれば1番人気に支持されそうなことで、大きくは崩れないまでも2~3着止まりの可能性は考えて馬券を組み立てたい(表1)。
逆転の1番手は昨年の3着馬・ウインマリリンだろうか。宝塚記念7着後だった昨年と違って今年は海外(ドバイシーマクラシック6着)からの参戦になるが、香港ヴァーズ優勝などG1で馬券圏内3回(以上)の実績を持つ牝馬という点は、海外組の好走馬・モズカッチャンやラヴズオンリーユーと同じだ。その他では、中央G1組ならG1で3着以内の経験があるラーグルフやヒシイグアス。海外組では牝馬でこそないが、G1・2勝2着1回と実績面の条件はクリアするシャフリヤールが候補に挙げられる。