末脚勝負の新潟記念を制する馬は!?
2023/1/28 東京 11R 白富士ステークス 1着 7番 サリエラ
上がり3ハロン1位と2位の成績が抜群
前走脚質は逃げ・先行の回収率が高い
■表2 【過去10年の新潟記念の前走脚質別成績】
金子真人HD、シルク、マイネルの馬が活躍
■表3 【過去10年の新潟記念の馬主別成績】
表3は新潟記念の馬主別成績。金子真人ホールディングスの馬が【2.3.0.5】と抜群の成績。ジナンボー(19年2着、20年2着)とユーキャンスマイル(19年1着、22年2着)が2回連対を果たしている。15年1着パッションダンスは13年新潟大賞典を勝っていたので、「新潟芝2000m巧者」の活躍が目立っていると言えるだろう。
シルクレーシングの馬はラストインパクト(14年3着)、アストラエンブレム(17年2着)、ブラストワンピース(18年1着)の3頭が好走。いずれも上位人気だったため、回収率は低いが、本競走との相性はいい。
サラブレッドクラブ・ラフィアンの馬はマイネルミラノが9番人気(15年2着)、マイネルファンロンが12番人気(21年1着)で激走。「マイネル軍団」の一発には要注意だ。
【結論】
シルクレーシングの馬はラストインパクト(14年3着)、アストラエンブレム(17年2着)、ブラストワンピース(18年1着)の3頭が好走。いずれも上位人気だったため、回収率は低いが、本競走との相性はいい。
サラブレッドクラブ・ラフィアンの馬はマイネルミラノが9番人気(15年2着)、マイネルファンロンが12番人気(21年1着)で激走。「マイネル軍団」の一発には要注意だ。
【結論】
上がりの勝負ならばサリエラ
■表4 【2023年新潟記念の主な出走予定馬。他にも登録馬あり。】
2023年の新潟記念に出走予定の主な馬は表4の通り。
今回がデビュー6戦目とまだキャリアは浅いものの、最も注目したいのがサリエラ。過去5走中4走で上がり3ハロン1位をマーク。ディープインパクト産駒らしい鋭い末脚を武器にしている。3着と敗れた前走目黒記念で上がり2位だったのは、距離2500mが若干長かった可能性もある。今回は走り慣れた芝2000mに戻り、新潟芝外回りの舞台もこの馬に合いそうだ。信頼できる中心馬とみたい。
末脚勝負になればノッキングポイントも有力か。3走前の1勝クラス(東京芝1600m)と2走前の毎日杯では、上がり3ハロン1位をマークして連対している。
展開面を考えた場合、前目で競馬をしそうな馬にも注意したいところ。今回の出走予定馬を見渡すと、逃げ馬が不在なのでペースはかなり遅くなりそう。もしかすると、前走で先行しているサウンドウォリアーやバラジが押し出されてハナへ行くことになるかもしれない。こうした馬たちの粘りも警戒したい。
馬主面ではマイネルウィルトスとユーキャンスマイルが注目馬。マイネルウィルトスは現役屈指の道悪巧者。特に不良馬場の新潟芝2000mで行われた21年福島民報杯での大差勝ちは印象深い。ただ、良馬場でも21年アルゼンチン共和国杯2着、22年目黒記念2着と重賞で実績がある。前走函館記念(4着)は1年ぶりのブランクを感じさせない走りだったので、状態面の不安はなさそうだ。
ユーキャンスマイルは本競走の実績十分。今年8歳だが、得意のコースでまた一変するかもしれない。
今回がデビュー6戦目とまだキャリアは浅いものの、最も注目したいのがサリエラ。過去5走中4走で上がり3ハロン1位をマーク。ディープインパクト産駒らしい鋭い末脚を武器にしている。3着と敗れた前走目黒記念で上がり2位だったのは、距離2500mが若干長かった可能性もある。今回は走り慣れた芝2000mに戻り、新潟芝外回りの舞台もこの馬に合いそうだ。信頼できる中心馬とみたい。
末脚勝負になればノッキングポイントも有力か。3走前の1勝クラス(東京芝1600m)と2走前の毎日杯では、上がり3ハロン1位をマークして連対している。
展開面を考えた場合、前目で競馬をしそうな馬にも注意したいところ。今回の出走予定馬を見渡すと、逃げ馬が不在なのでペースはかなり遅くなりそう。もしかすると、前走で先行しているサウンドウォリアーやバラジが押し出されてハナへ行くことになるかもしれない。こうした馬たちの粘りも警戒したい。
馬主面ではマイネルウィルトスとユーキャンスマイルが注目馬。マイネルウィルトスは現役屈指の道悪巧者。特に不良馬場の新潟芝2000mで行われた21年福島民報杯での大差勝ちは印象深い。ただ、良馬場でも21年アルゼンチン共和国杯2着、22年目黒記念2着と重賞で実績がある。前走函館記念(4着)は1年ぶりのブランクを感じさせない走りだったので、状態面の不安はなさそうだ。
ユーキャンスマイルは本競走の実績十分。今年8歳だが、得意のコースでまた一変するかもしれない。