スプリンターズSの前哨戦となるセントウルSを展望する
2022/9/11 中京 11R セントウルステークス(G2) 1着 5番 メイケイエール
5歳以下の関西馬が有望
■表1 【年齢・所属別成績】
出走間隔は3カ月以上あけたい
■表2 【出走間隔別成績】
前走からの出走間隔もチェックしたい。中12週以内と中13週以上に分けたとき、勝率~複勝回収率の5項目すべてで中13週以上が優位に立っている。言い換えると、夏競馬には参戦しなかった馬がセントウルSでは結果を残しやすいようだ。
前走芝1600m出走馬が好成績
■表3 【前走距離別成績】
前走距離別成績(前走の対象は芝のみ)も面白い傾向が出ている。最多出走は同距離の前走芝1200mだが、成績としてはあまり見るべきところはない。200m短縮の前走芝1400mもイマイチ。ところが、400m短縮の前走芝1600mは優秀な数字がズラリと並ぶ。また、200m延長の前走芝1000mも好走率がなかなか高く、これも侮れない存在となりそうだ。
前走G3出走馬は前走着順に注目
■表4 【前走クラス別成績】
前走クラス別成績で明らかなのは、前走G1やG2から臨んだ馬が高い好走率を残していること。終わってみれば格がモノをいった、というパターンは想定しておきたい。出走例が圧倒的に多いのは前走G3。この場合、前走のG3で1~3着に入っていれば【3.5.1.9】とセントウルSでも有望だ。そして、前走が重賞以外の場合、過去10年で3着2回があるだけで、苦戦の傾向が見られる。
急坂の芝1200mで連対率60%以上
■表5 【阪神・中京・中山の芝1200m実績別成績】
急坂の芝1200mで3戦3勝のビッグシーザー
基本的には「5歳以下・関西馬」を重視したいセントウルS。今年は登録馬16頭中11頭が該当している。
その11頭のうち、急坂(阪神・中京・中山)の芝1200mで連対率60%以上を記録しているのは、ジャングロ、ビッグシーザー、ピクシーナイトの3頭。特にビッグシーザーは3戦3勝、ジャングロも2戦2勝と、急坂の芝1200mで無敗を誇る。また、ビッグシーザーは「前走G3で1~3着」「中13週以上」、ピクシーナイトは「前走G2」「中13週以上」、ジャングロも「前走芝1000m」と、ほかにも好走率の高いデータに合致。3頭とも有望な存在となりそうだ。
前走G1出走のアグリ、ドルチェモアの2頭は侮れない実力馬で、ともに「中13週以上」にも該当する。ただし、アグリは芝1200m(うち急坂1回)で3走してすべて4着以下。ドルチェモアは、好成績の前走芝1600mではあるのだが、過去10年で【0.1.0.8】の芝1200m未出走馬である。同様にホウオウアマゾンも芝1200m未出走で、アグリを含めた3頭は芝1200mに対応できるかどうかだろう。最後にもう1頭、スマートクラージュは年齢や出走間隔が割引ながら、前走G3で3着という点から押さえてはおきたい。
その11頭のうち、急坂(阪神・中京・中山)の芝1200mで連対率60%以上を記録しているのは、ジャングロ、ビッグシーザー、ピクシーナイトの3頭。特にビッグシーザーは3戦3勝、ジャングロも2戦2勝と、急坂の芝1200mで無敗を誇る。また、ビッグシーザーは「前走G3で1~3着」「中13週以上」、ピクシーナイトは「前走G2」「中13週以上」、ジャングロも「前走芝1000m」と、ほかにも好走率の高いデータに合致。3頭とも有望な存在となりそうだ。
前走G1出走のアグリ、ドルチェモアの2頭は侮れない実力馬で、ともに「中13週以上」にも該当する。ただし、アグリは芝1200m(うち急坂1回)で3走してすべて4着以下。ドルチェモアは、好成績の前走芝1600mではあるのだが、過去10年で【0.1.0.8】の芝1200m未出走馬である。同様にホウオウアマゾンも芝1200m未出走で、アグリを含めた3頭は芝1200mに対応できるかどうかだろう。最後にもう1頭、スマートクラージュは年齢や出走間隔が割引ながら、前走G3で3着という点から押さえてはおきたい。