今年も波乱の決着か? NHKマイルC分析
【データ分析】
上位4番人気以内は前走G1組が好成績
■表1 【NHKマイルCの人気別成績(過去10年)】
前走皐月賞で1ケタ着順だった馬が連対率100%
■表2 【NHKマイルCの前走距離別成績(過去10年)】
表2は前走距離別成績。出走数の半数以上を占める前走1600m組が過半数の6勝をあげるも、連対率・複勝率はそれほど高くない。前走1400m組は20年ラウダシオン(前走ファルコンS2着)が勝利するも、複勝率は低い。前走1800m組は勝ち星がないものの、複勝率で前走1600m組をわずかに上回っている。複勝率が最も高いのは前走2000m組で、なかでも前走皐月賞組は15年クラリティスカイら2勝をあげている。
皐月賞組の前走着順別成績は前走1ケタ着順に入っていた3頭がいずれも連対を果たしている一方、前走10着以下だった馬は3着1回のみで、複勝率10.0%と明らかな違いが出ている。該当数こそ少ないものの、これは見逃せないデータで、2000mの皐月賞で1ケタ着順に入れていた馬は東京マイルに替わってより力を発揮しやすいということだろう。
皐月賞組の前走着順別成績は前走1ケタ着順に入っていた3頭がいずれも連対を果たしている一方、前走10着以下だった馬は3着1回のみで、複勝率10.0%と明らかな違いが出ている。該当数こそ少ないものの、これは見逃せないデータで、2000mの皐月賞で1ケタ着順に入れていた馬は東京マイルに替わってより力を発揮しやすいということだろう。
前走1600m組は前走2~5着に注目
■表3 【前走1600m組の前走着順別成績(過去10年)】
ノーザンファーム生産の前走2~5着馬をチェック
■表4 【ノーザンファーム生産馬の前走着順別成績(過去10年)】
今年は人気2頭の順当決着と推測
■表5 【今年のNHKマイルCの注目馬】
(表5は5/1時点)
NHKマイルCの注目馬は表5のとおり。
例年は前走G1以外のさまざまな路線から来た馬が初顔合わせで対戦し波乱となるケースが多い。ただし今年は皐月賞3着ジャンタルマンタル、桜花賞2着アスコリピチェーノが出走を予定している。この2頭ともに戦績がまったく崩れておらず、調子落ち以外で凡走する場面は考えにくい。表2で示した好相性の皐月賞組からジャンタルマンタルを本命視するが、アスコリピチェーノも休み明けの前走桜花賞2着からさらに調子を上げてくる可能性があり、逆転の目も十分に考えられる。
この2頭の実力が抜けていると見るが、割って入るとすれば前走アーリントンC1着馬のディスペランツァ。そしてノーザンファーム生産馬で前走クイーンC2着のアルセナールも穴としておさえておきたい。
NHKマイルCの注目馬は表5のとおり。
例年は前走G1以外のさまざまな路線から来た馬が初顔合わせで対戦し波乱となるケースが多い。ただし今年は皐月賞3着ジャンタルマンタル、桜花賞2着アスコリピチェーノが出走を予定している。この2頭ともに戦績がまったく崩れておらず、調子落ち以外で凡走する場面は考えにくい。表2で示した好相性の皐月賞組からジャンタルマンタルを本命視するが、アスコリピチェーノも休み明けの前走桜花賞2着からさらに調子を上げてくる可能性があり、逆転の目も十分に考えられる。
この2頭の実力が抜けていると見るが、割って入るとすれば前走アーリントンC1着馬のディスペランツァ。そしてノーザンファーム生産馬で前走クイーンC2着のアルセナールも穴としておさえておきたい。