芝2000~2400mの実績に注目! 宝塚記念分析
■表1 【人気別成績】
表2 【性齢別成績】
■表3 【枠番別成績(2013~20年・3回阪神8日目)】
■表4 【前走クラス・主なレース別成績(日本馬)】
■表5 【前走天皇賞(春)からの好走馬】
■表6 【前走海外からの好走馬(日本馬)】
■表7 【前走中央G2、G3からの好走馬】
最後に表7は、前走中央G2・G3からの好走馬である。表4本文で触れたように、G2は目黒記念組、G3は鳴尾記念組だ。この組は6頭すべて前走4着以内で、うち5頭は3着以内。また、4頭は芝2000~2400mでG2以上の優勝実績があった。残る2頭のうちノーブルマーズは前走目黒記念が6度目の重賞挑戦で初連対(2着)、ユニコーンライオンは鳴尾記念が5度目の重賞挑戦でやはり初連対(1着)だった。
【結論】
海外も含めた前走G1組が好走馬の中心を担う宝塚記念。最終的な判断は枠順(表3)確定後に下したいが、確定前時点の筆頭候補はイクイノックス。昨年後半は古馬相手に天皇賞(秋)、有馬記念を連勝。4歳(表2)を迎えた今年は初の海外遠征・ドバイシーマクラシックで圧倒的な力を見せつけた。前走海外組(表6)の好走馬はそのドバイシーマクラシック出走馬が多いこともあり、断然人気が予想される本馬も期待に応えてくれる可能性が高そうだ。
春の天皇賞組(表6)は優勝馬のジャスティンパレスも悪くはないが、同レースで馬券圏外だった馬の巻き返しが多いことからアスクビクターモア(11着)に注目。昨秋はイクイノックスが不在だった菊花賞をレコード勝ち。ほかに弥生賞優勝があり、芝2000~2400m実績の条件をクリアする。また、同じ天皇賞(春)組からは4着だったブレークアップの名前も挙げておきたい。優勝実績のあるアルゼンチン共和国杯は2500mで上記条件より100m長いが、今年の5歳馬(表2)の中ではデータ的な穴がもっとも少ない印象だ。
一方、前走G2以下(表7)の馬や牝馬(表2)は減点材料を抱える馬ばかり。しかし複勝率42.3%を記録する牝馬は無視しがたい印象で、G1・エリザベス女王杯優勝実績のある5歳牝馬・ジェラルディーナを押さえ候補として加えておきたい。
【結論】
海外も含めた前走G1組が好走馬の中心を担う宝塚記念。最終的な判断は枠順(表3)確定後に下したいが、確定前時点の筆頭候補はイクイノックス。昨年後半は古馬相手に天皇賞(秋)、有馬記念を連勝。4歳(表2)を迎えた今年は初の海外遠征・ドバイシーマクラシックで圧倒的な力を見せつけた。前走海外組(表6)の好走馬はそのドバイシーマクラシック出走馬が多いこともあり、断然人気が予想される本馬も期待に応えてくれる可能性が高そうだ。
春の天皇賞組(表6)は優勝馬のジャスティンパレスも悪くはないが、同レースで馬券圏外だった馬の巻き返しが多いことからアスクビクターモア(11着)に注目。昨秋はイクイノックスが不在だった菊花賞をレコード勝ち。ほかに弥生賞優勝があり、芝2000~2400m実績の条件をクリアする。また、同じ天皇賞(春)組からは4着だったブレークアップの名前も挙げておきたい。優勝実績のあるアルゼンチン共和国杯は2500mで上記条件より100m長いが、今年の5歳馬(表2)の中ではデータ的な穴がもっとも少ない印象だ。
一方、前走G2以下(表7)の馬や牝馬(表2)は減点材料を抱える馬ばかり。しかし複勝率42.3%を記録する牝馬は無視しがたい印象で、G1・エリザベス女王杯優勝実績のある5歳牝馬・ジェラルディーナを押さえ候補として加えておきたい。