競馬あれこれ 第116号

宝塚記念】ドゥラエレーデは11年ぶり参戦の3歳馬 なぜ参戦? 勝算は?

 


今回の宝塚記念には、久々に3歳馬が参戦している。昨年末のGⅠ・ホープフルSを勝ったドゥラエレーデだ。同世代が上半期のグランプリに参戦するのは2012年マウントシャスタ(5着)以来、11年ぶり。珍しいことだ。参戦の意図は? 池添調教師に聞いた。

 

「(前走の)ダービーも状態は良かったのですが、走れなかった分、好調をキープしています。自分で乗っていても、どこかレースを使わないともったいないくらいの状態の良さを感じます」

 

3月のUAEダービー2着から帰国初戦で挑んだ日本ダービーは、スタート直後に落馬、競走中止。「もともとスタートが上手な馬で、坂井騎手もスタートを出すのがうまい騎手。外枠だったので、前に行きたい気持ちが先行してしまったのでしょう」と振り返る。馬は鼻をすりむいた程度で大きな消耗もなく、元気いっぱい。そこで、グランプリ参戦を決めた―というワケだ。

 

ただ、勝ち負けとなるとどうだろう。過去、27頭の3歳馬が参戦し、1963年コウライオー、2002年ローエングリンの3着が最高。クラシックを戦ってきたダメージもあるだろうし、何よりまだこの時期は、年長馬とフィジカルの差があることは否めない。今回はイクイノックスという超強い実績馬もいる。その点を問うと、指揮官はきっぱりとこう答えた。

条件は東京芝2400メートルより、今回の方が絶対に向いています。相手どうのこうのではなく、自分のレースをするだけです

確かにしぶとい先行力が持ち味だけに、今回の内回りコースの方が向くはず。53キロの軽量を生かせれば―。事前予想は▲を打ったが、大逆転の可能性も考えて、追い切りを注視したい。

 

 

 


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