競馬あれこれ 第49号

【朝日杯FS】ドルチェモアが3連勝で頂点 G1・2勝目の坂井瑠星騎手は自身初の年間100勝へ王手「イメージ通りのレース」

 

◆第74回朝日杯フューチュリティS・G1(12月18日、阪神競馬場・芝1600メートル、良馬場)

阪神のマイル戦で行われる2歳馬によるG1は、牡馬17頭によって争われた。

 坂井瑠星騎手が手綱を執った1番人気のドルチェモア(牡2歳、栗東須貝尚介厩舎、父ルーラーシップ)が好位から抜け出して、新馬サウジアラビアロイヤルCに続く無傷の3連勝でG1初制覇を果たした。勝ち時計は1分33秒9。坂井騎手は今年の秋華賞(スタニングローズ)に続くG1・2勝目となった。

 首差の2着は直線で外に出して伸びた2番人気のダノンタッチダウン川田将雅騎手)、さらに首差の3着は3番人気のレイベリング(横山武史騎手)が続いて、人気通りの決着となった。

 坂井瑠星騎手(ドルチェモア=1着)「うれしいです。このようなチャンスをいただけて、関係者のみなさまに感謝しています。4週続けて調教に乗って、この馬のことはバッチリ分かっていました。先生(須貝尚介調教師)と打ち合わせした通り、行く馬を行かせて、イメージ通りのレースができました。短距離を勝って使ってくる馬がいて、(速い)ペースは想定内でした。道中うまくいって、直線もしっかり反応してくれました。あとは、何とかしのいでくれという気持ちでした。オーナーにはたくさんチャンスをいただいてきましたが、少し恩返しできたかなと思います」