競馬あれこれ 第22号

じゃいが考える「複勝ころがし」のコツとは?

 

複勝は馬券の中でも1番的中率が高いので、手軽に楽しむには最適だと思います。単勝同様に控除率が80%なのもいいですね。

どれくらい確率が高いかというと、仮に16頭立ての場合、3連単を一点で的中する確率は単純計算で約0.03%しかありません。それに比べ複勝を一点で当てる確率は約19%。ということは、一点買いの場合だと、複勝を当てる確率は3連単の625倍もあるのです。馬券の難易度は雲泥の差があります。もちろん配当も圧倒的に違いますが。

例えば、「見(けん)」が出来ない、どうしても毎レース買ってしまうなんて方には、少額で複勝を買うことをおすすめします。リターンも少ないですが、リスクも少ない。レースも楽しめるし、リスクヘッジ的にはいいですね。

僕も実際に複勝を買うことがあります。では一体どういうときに複勝を買うのか? そのパターンをお知らせいたします。

①3着以内に来る確率が高いであろうと思える馬がいる

②上位人気馬に不安があり、馬券妙味があり、1着に来るほどの信頼はないが狙えそうな馬がいる

③穴馬を軸に決めたが相手が決められない

④番組などで回収率よりも的中率を求められる

次に複勝ころがしについて考えていきましょう。複勝ころがしをした場合、仮に全て16頭立ての場合、5レース連続で複勝を当てる確率が3連単を1点で当てる確率くらいになります。仮に全て10頭立てだとして、12レース連続で複勝を当てる確率は5000万分の1です。

もしも的中した複勝が全て2倍だとした場合、1000円から始めて12レース複勝ころがしに成功したら400万円強になります。これは単純計算なので、馬の強さ、予想の精度は度外視しているので、実際はもっと確率は高いとは思います。

数字ばっかり出てきて、算数が嫌いな人は頭が痛くなってくるかもしれませんね、申し訳ございません。しかし、この確率を知ること、難易度を知ることはとても大事なことだと思います。

複勝ころがしの良いところは、少ない軍資金で楽しめて、もしも成功した場合は大きなリターンがあるということです。その分難易度は高いですが。

そして、一つ悩ましい点があります。

仮に複勝ころがしが成功し続けて11レースまで当たったとしましょう。1000円で始めたら200万円強になります。果たして最終レースで200万円を賭けられるでしょうか?

なんなら9レース当たった時点でも50万円を超えていますよね。「手持ちの大金を本当にころがせるか?」という問題が出てきます。意外と賭けられない人は多いんじゃないかな? 

途中で止めていればそこそこ勝ちますが、その先どこかで負けたら0になってしまいますからね。いくら1000円で始まったとしても、手元には大金があるわけですから、失いたくないという感情も生まれるでしょう。そのあたりが複勝ころがしのネックになってくると思います。

相談者の方は競馬をとても楽しんでいるのが伝わってきます。予算を決めていることも素晴らしいです。決めていても守れない人も多いと思います。しかし、自分で決めたルールを守れる心の強さは、競馬に限らずギャンブルをする上で必要なものです。

これを見て、複勝ころがしをしたことがないけど興味を持ったという人がいたら、是非一度試してみてはいかがでしょうか?

お勧めです。